エンブレム状のDUT(平板/R付き曲面/塗装付き)越しに、レーダーが実際に「どう振る舞うか」を解析するデモです。DUTの局所透過とレーダー〜DUT間の多重反射(マルチパス)を含めてアレー受信信号を合成し、角度推定まで解くことで、アングルエラーΔθと減衰を設定角ごとに計算します。2D伝搬・散乱解析デモと同じ条件設定なので、「電場の見た目の変化」と「レーダー観測量の変化」を対応づけて確認できます。計算は一瞬で、条件を変えると即座に再計算されます。
本ページはデモ(解析事例)です。実レーダーの素子配置・MUSIC等の推定方式・実測カーブとの重ね合わせなど、様々な仮想レーダー試験に対応できますので、お気軽にご相談ください。
現実の設置に残る微小な傾き。キャビティ多重像の方向回転源で、平板のリップルや左右非対称の主因です。0°にすると平板はΔθ=0、曲面は左右反対称になります。
周波数76.5GHz固定。レーダーは方位12素子・λ/2間隔のアレーを想定し、MUSIC(FB平均)で角度推定します。実測と突き合わせ済みのレドーム設計ツールと同じ計算モデルです。条件を変えると即時に再計算されます。
設定角=ターゲット(コーナーリフレクタ相当)の方向。Δθ=推定角−設定角。縦軸は透過レベル(0dB=無損失、下向き=減衰。他デモのS21表示と同じ向き)。平板でもキャビティ多重反射によりΔθ・減衰にリップルが生じ、曲面や塗装でさらに変化する様子が分かります。
実測データとの突き合わせで同定した当社の現象論モデル(レドーム設計ツールと同一)を使用しています。①DUTの複素透過係数(斜入射TMM、往復でt²)、②レーダー面〜DUT間のキャビティ多重反射——DUT反射×レーダー面反射(0.8)の多重ビームが、面と開口の相対傾き(取付誤差1.5°を仮定+曲面の局所傾き)の2倍ずつ方向を変えながら開口から歩き外れていく多重像列、③仮想12素子ULA上の複素界からMUSIC(FB平均)で到来角を推定し、DUT無しとの差をΔθとする——という、実測GUIと同じ流儀です。平板でもキャビティ多重像により角度依存のリップルが生じ(実測の「平行設置でリップル大」を再現)、曲面ではさらに局所傾きの効果が加わります。