無線システムの通信品質は、マルチパス・遮蔽・移動といった実環境要因に左右され、机上検討だけでは分かりません。一方、市販の評価機は中身がブラックボックスで、不具合の原因が「電波なのか、アンテナなのか、処理なのか」を切り分けにくいのが実情です。当社はRF・アンテナ・信号処理を自社内に持つエンジニアリング企業として、市販SDRハードにオープンソース実装と自社信号処理を組み合わせ、目的に合わせた評価系を素早く構築。V2X(車載通信)をはじめ、構想からアンテナ設計・試作・実装・評価・フィールド実証まで一気通貫で対応します。
全工程を自社内で回せるため、上流の要件定義から実証までまとめてお任せいただくことも、「評価だけ」「アンテナ設計だけ」といった一部工程の切り出しも可能です。
開発フロー。全工程お任せでも、お客様の開発体制に合わせた一部工程のご依頼でも対応します。
専用評価機を新規開発するのではなく、実績のある部品を土台に要点だけを作り込むことで、低コスト・短期間で「中身の見える」評価系を構築します。
以下はV2X(車載通信、IEEE 802.11p)を題材にした実施例(デモ)です。同じ枠組みで、様々な規格・独自プロトコルの評価系構築に対応できますのでご相談ください。
V2X(車車間・路車間通信)で使われるIEEE 802.11p相当の物理層リンクをシミュレーションで構築し、車載環境のマルチパス・ドップラーを模したチャネルモデル下でのパケット誤り率(PER)を評価した例です。
市販SDR(ADALM-Pluto)に自社実装の信号処理(802.11p相当のPHY)を組み合わせ、実波形の送受信・復調を行うベンチ評価系の例です。有線(同軸ケーブル)接続で再現性の高い試験ができ、独立した2台の無線機間(クロック非共有)でも復号できることを確認しています。
同じデータ・同じ雑音入り波形を「計算のみ」「Pluto 1台」「独立した2台」の3経路に入力し、同一の受信処理で復号して比較した例です。受信成功率は3経路でよく一致し、実機に残る誤差(EVM)まで定量化。机上の設計値と実測の差を、一貫した物差しで追跡できます。
5.9GHz帯のV2X向けパッチアンテナの設計例です。反射特性(S11)と放射パターンを設計段階で確認します。必要に応じてオープンソースの3Dフルウェーブ解析によるスポット検証や、当社のアンテナ近傍界計測・電場可視化による実測評価まで一貫して接続できます。
※ 本ページの実施例はデモです。C-V2X(セルラー系V2X)やWi-Fi・BLE・サブGHz帯・独自プロトコルなど、対象の規格・要件に合わせた評価系の構築・評価をご提案します。
お客様の開発体制・目的に合わせて、形態を問わず対応します。