「企画にはミリ波帯が必要だが、社内に経験者がいない」「手持ちの無線機・計測器を、別の周波数帯でも使いたい」——高い周波数の壁は、周波数変換(アップ/ダウンコンバート)のアナログフロントエンド(AFE)で越えられます。当社は、ベースとなる無線機・計測系はそのままに、目的の周波数帯へ「持ち上げる・下ろす」AFEの設計・製造を得意としています。ミリ波モジュールの開発・製造、V帯・W帯計測システムの納品実績があり、対応周波数は330GHz(テラヘルツ帯の入口)までです。
実績のあるベース側(既存の無線機・SDR・計測器)を活かし、周波数変換部だけを追加する構成なら、開発費・期間・リスクを大きく抑えられます。
周波数拡張の基本構成。ピンク枠のAFE(周波数変換部)を当社が設計・製造します。
部品単体からシステムまで。ミリ波を「使える道具」にするための一式を提供します。
製品としての納品実績と、開発中システムでの構成例です。
ミリ波帯(V帯50〜75GHz/W帯75〜110GHz)のベクトル信号取得システム(VNA代替システム)を開発し、大学の研究機関へ納品した実績があります。高価な広帯域測定器を導入しなくても、目的の帯域に絞った計測システムを現実的なコストで構築できる——周波数拡張技術の直接の成果です。
| 納品実績 | V帯(50〜75GHz)/W帯(75〜110GHz)システムを大学研究機関へ納品 |
|---|---|
| 方式 | アップ/ダウンコンバートによる周波数拡張+ベクトル信号取得 |
| 対応帯域 | ご要望の帯域に合わせて設計(〜330GHz) |
| 関連部品 | 逓倍器・ハーモニックミキサー等を自社開発・製造 |
計測システムとしての納品例。無線システムの周波数拡張にも同じ技術基盤で対応します。
開発中のカスタム無線システムでは、FPGA+高速DACが生成するベースバンド信号を、PLL(局部発振)・アップコンバータ・フィルタ・増幅段からなる自社設計AFEでマイクロ波帯へ変換しています。市販の高性能RFIC(アナログ・デバイセズ社製PLL・ミキサ等)を使いこなし、周辺回路と基板設計で性能を引き出すのが当社の設計スタイルです。AFEは高周波基板(Rogers/FR-4ハイブリッド構成)で実装し、クロック系・電源系と合わせてシステムとして設計しています。
| 構成 | PLL(局部発振)+アップコンバータ+帯域フィルタ+可変減衰・増幅段 |
|---|---|
| 実装 | 高周波ハイブリッド基板(Rogers系+FR-4)で自社設計 |
| 接続元 | FPGA+高速DAC(JESD204)によるベースバンド生成部 |
| 帯域 | マイクロ波帯(守秘のため詳細は非公開) |
全体構成は無線システム開発(カスタムSDR)のページをご覧ください。
※ CASE 02は現在開発中のシステムでの実績を、守秘義務のため用途・周波数などを伏せて一般化した構成例です。ミリ波モジュール・コンポーネント(逓倍器・ハーモニックミキサー・パワーメータ等)の製品情報は、別途お問い合わせください。